ジャズのバンドやろうぜ。
 メンバー探しからライブハウスブッキングまで
(バンド運営マニュアル:上巻)


ジャズは一人では出来ません、そこで実際の活動としてジャムセッションに参加したり、バンドを作って活動するということになります。ジャムセッションについてはすでに1月号で特集しました。今回はアマチュアプレーヤがどうやってバンド活動をやっていくかまたどうしたら楽しんでいけるかという事を中心に書きました。

★初心者でバンドを始められる最低必要レベル

さてバンドをやると言っても自分自身が楽器を演奏または歌が歌えなければ話しになりません。これは当然ですね。まずはどのくらい出きる様になったらバンドが出きるのかと言う点について探ってみましょう。

ドラム:2,4でハイハットを踏んで、ライドシンバルでレガート(チーチキチーチキ)が出来て、たまにスネアのフィルを入れられれば合格です。(^^)

ベース:コードのルートがポジション上でわかり、2ビート(1度と5度のオルタネートベース)と4ビート(ウォーキングベース)が出きれば合格です。(数曲、エレベーでも可)

ピアノ:ジャズコードのボシングが両手で出きる。左手のボイシングもできて、ソロらしきフレーズ(書き譜でもコピーでもいい)をなんとか1コーラスくらいできる。(数曲)

管楽器:テーマを2〜3曲吹けて、そのアドリブを最低1コーラスくらい吹ける(書き譜でもかまわない)

ギター:管楽器と同じ+コードのバッキングが少し

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バンド活動はジャムセッションより壁は低い

どうでしょうか。以外に楽だと思いませんか。正直言いますと上のレベルぎりぎりだとジャムセッションはちょっとキツイかも知れませんがバンド活動を始めるにはなんとかなるレベルと思います。
 さてここで、バンドをこれからやりたいという架空の人物である手内作蔵さんを紹介しましょう。手内さんはテナーサックスを先生について習いだして3年目です。社会人の手内君は高校の時にブラスバンドでバリトンサックスを担当していました。その後音楽はあまりやっていませんでしたが、大学のときからジャズを聞き始め、社会人5年目で仕事にも慣れてそろそろなにかに打ち込める趣味がほしいと急に思い立ったのがサックスです。とにかくソニーロリンズが来日してそのすばらしい演奏の虜になりました。それからジャズスクールに通いだして3年、まだ出きる曲は枯葉、アナザーユー、ビリーズバウンス、スローボートトゥチャイナの4曲です。ブルースはアドリブが少しできますが、他はコピー譜で覚えたり、自分でミミコピして、先生に添削してもらった書き譜で覚えた曲だったりです。これをマイナスワンを使って練習している毎日です。でもそろそろバンドを作って練習したいと思い決意したのでした。

★メンバー探し

さて、まずはメンバー探しです。手内さんの希望は自分のテナーを中心としたワンホーンカルテットです。そこでピアノ、ベース、ドラムを探さなければなりません。手内さんが最初に頭に浮かんだのがジャズライフです。以前からここに仲間募集のコーナーがある事は知っていたのですが今回初めて真剣に調べて見みました。するとなんと都合のいい募集があるではないですか。「サックスなど菅楽器を募集、当方P、WB、Dsの3人、都内で月1ペースで練習。やる気のある人歓迎」早速、はがきに自分の電話番号を書いて出してみることにしました。とにかくここに自分が入ってしまえば簡単だと思いました。3日ほどたった有る日電話がきました。「竹部といいますが、手内さんですか。」この竹部さんからいろいろな事を聞かれました。SAX歴、好きなミュージシャン、ジャズスタイル、バンド経験のあるなし。練習時間の取れる日など。なんかもうこのままバンドに入れてもらえるような勢いでした。「スタンダードは大丈夫ですよね。?」この言葉に手内さんは「はい」と答えました。そうしてリハーサルの日が設定されました。「えーと、もしかするともう他にも菅の人が来るかも知れませんがよろしく。」場所は都内のリンゴスタジオ。そのリンゴスタジオに到着して部屋に入ってみるとすでに4人いました。そのうちの一人はトランペットの栗程さん、一人はアルトの有戸さん、そしてドラムとベースです。肝心のピアノの竹部さんはいませんでした。5分ほどたってから竹部さんが入ってきてメンバー全員の紹介をして早速リハが始まりました。なんかFのブルースでもやりましょうと竹部さんの提案がありました。手内さんは知っているビリーズバウンスの楽譜をさっとだそうとしたその時、トランペットの栗程さんがじゃーストレートトゥノーチェイサーでと切り出しました。アルトの有戸さんもOKと言ったのですが、手内さんはこの曲をやった事がありません。リフ集があったのでそれを出して見る事にしましたがすごく心配でした。あんのじょう、テーマで外しまくってしまいました。手内さん以外全員だれも譜面なんか見ていません。そしてソロが始まりました。アルトの有戸さんはパーカーのフレーズを吹きまくっていて上手かった。ところがその後のトランペットの栗程さんはもうすごい、まるでその場にクリフォードブラウンがいるようでした。手内さんはソロをなんとか取りはしましたが、途中でキーがFなのかB♭なのか間違えそうになったくらいわけのわからない状況でした。さてその後どうなったかはみなさんの御想像にお任せします。

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今回はなんとなく手内さんも初めてで要領がつかめなかったけど、とりあえずこれでも良い経験だと言えるでしょう。とにかくこうやって外に向って活動する事が第一段階です。


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基本的にバンドはより上手い人を探しているので、希望者は取りあえず全員呼ぶ場合が多い。その場合演奏以外の面で無理な条件があるかないかあらかじめ聞いておくためにいろいろ聞くのであって演奏を聞くまではまずなんとも言えないという事です。このケースはリハにカコつけたオーディションです。この辺は察知しておきましょう。

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相手についても良く聞いてどのくらいのレベルか想像した方が無難です。前述で「スタンダードは大丈夫ですよね。?」と言う問いですがこれは「大概の曲は出来ますね?」と言う意味と解釈した方がいいでしょう。また自分の出来る事を客観的に説明できるようにしましょう。

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自分の出きる曲、やりたい曲はどんどん先に言ってしまいましょう。特に手内君のようにレパートリーが少ない場合。



さて、すっかり落胆してしまった手内さんですが、リハが終わった後、竹部さんが「それではまた電話します。」と言っていましたが1週間たっても音沙汰なしです。もちろん、手内も十分承知していました。

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先ほどのような状況下では他の人がやたら上手く聞こえます。(笑) 出来たら録音しておいて後でプレイバックして客観的に聞いておきましょう。

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こう言う場合1週間電話がなければ不合格と思っておけばいいでしょう(^^)、丁寧なバンドは結果を報告する場合もあります。


それから数週間が立ち、こんどは注意深くジャズライフの募集記事を見てみることにしました。するとこんな募集がありました。「セッションサークル枯葉、社会人のためのセッション中心のクラブです、会員を募集しています。初心者歓迎」手内さんはこの「初心者歓迎」という文字に目が釘付けになりました。「これなら大丈夫だろう」そしてまた連絡したら入会申込み書が来て自分のプロフィールやいろいろ記入しました。

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初心者の場合こう言うところに行ってまず様子を見るのはとても良い方法だと思います。

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現実に存在する社会人ジャズサークルは以下の通りです。

 
jarajara(特に初心者お薦め) AMF アフターアワーズ それぞれ特徴があると思います。

 さて、手内さんはとりあえずこのサークルの飲み会に行って見ました。そして、しばらくしてセッションをやるという報告を受けました。しかしその前に練習会をやるというのでまずそちらに参加することにしました。こんどはジャズ専用のスタジオという事もあって機材は充実していました。参加者は全部で8名でした。ベースの西郷さんがこのセッションを仕切ってるようでした。4人フロントがいたので、初めは見学していました。2〜3曲終わったところで西郷さんに何かやりませんかと言われたので、比較的得意なスローボートトゥチャイナを頼のみました。リズム隊の人たちはみんな青い本見ていて、ペラペラとめくり始めました。ピアノの小倉さん(女性)がイントロは出来ないというのでカウントを出すことにしました。テーマはなんかとてもいい感じで出来ました。ソロも書き譜を暗譜していたのでほとんどそれをそのままやりました。曲が終わったら西郷さんが「いいじゃないですか」と言ってくれました。「いやーとんでもないです。すいませんでした。」と言ったけど手内さんはなんかとても幸福な気持ちになっていました。練習会の後、飲み会があったのでそちらにも参加しました。とにかくこのセッションサークルの人たちはみんなすごくいい人ばかりなのでこの日はすごく楽しかった。手内さんはこれからしばらくここで活動する事に決めました。

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アマチュアのプレーヤの活動の目的はまず自分自身が楽しめることだと思います。練習も練習後の飲み会も楽しむためと考えましょう。


★再びバンド計画

6ヶ月が経ち、手内さんもすっかりこのセッションクラブに慣れてきました。そこでこんどは元々自分が望んでたワンホーンのカルテットをやろうと思いたちました。レパートリーも10曲くらいになっていました。そこでまたメンバー探しが始まります。しかしこんどはこのセッションクラブでメンバーを探せます。そこでまずベースは西郷さん。ドラムはわりと西郷さんとよくいっしょにやっている坂本さん。ピアノはちょっとまだ出来ないけど女性の小倉さんに御願いしようと思いました。なにしろピアニストはこのサークルでは少ないので。あと時々顔を出す田中さんという手もあるが連絡先がわかりませんでした。この前のセッションで電話番号とメールアドレスを聞いておけば良かったと思いました。
 早速、西郷さんに電話してみました。西郷さんも全員知ってる人なのでこのメンバーでという事で話して見ました。「ぼくはいいよ。でも小倉さんはまだ無理なんじゃないかな、それと坂本は忙しくてなかなか連絡がつかないんだ。田中さんの連絡先はわかるよ。」そこでピアノは田中さんにしました。坂本さんは確かになかなか連絡がつかなかったのだけれども夜中にやっと捕まえる事が出来ました。それで、都合を聞いてやっと翌月の土曜日の午後スタジオの予約も出来ました。しかしこの間全員のスケジュール調整などで20回くらい電話をしました。
 さて練習の日が来ました。手内さんはバンド用に譜面を全部用意しました。さてスタジオについてみると、まだ誰も来ていません、早すぎたか。そして開始時間直前になって西郷さんが来ました。その後忙しい坂本さんが20分遅れで、とりあえず、ピアノレスのトリオで練習を始めることにしました。練習をはじめて40分経ったら田中さんがやっと来ました。結局カルテットで練習できたのは残りの1時間くらいでした。予定した曲の半分以下でした。演奏はまあまあでしたが。


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セッションその他でいい人を見つけたらとにかく遠慮無く電話番号を聞いておきましょう。

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 バンド活動に不向きな人:1.やたら忙しい人 2.連絡が取れない人
3.練習にいつも遅刻する人(30分以上遅刻する人)
 大事な事はとにかくどんなに上手い人であっても不在で演奏出来なければどうしようもないと言うことです。社会人で急な残業などが多く、スケジュールが立てにくい人がバンドに入っているとバンドの活動はかなり制限されるという覚悟をするべきでしょう。アマチュアの場合はまず容易に集まって練習ができるメンバーというのは非常に重要な要素です。


さて、リハの後、坂元さんは会社にもどりたいという事で帰りました、また田中さんはどうしても行かなければならないところがあるので、やはり帰りました。しかたないので西郷さんと2人で飲みに行く事にしましたが、西郷さんが言うにはさっきの2人は忙しいのでバンドは無理ではないかという事です。そこで、ドラムはまだ初心者だけど他に一人知ってるし、ピアノは小倉さんで行こうと言う事になりました。小倉さんはまだジャズの事をよくわかってないけど、ピアノは音楽大学できちっとやってるのできっとそのうちかなり弾けるようになるはずだから、長い目で見てあげようと言う話になりました。手内さんはその考えに同意しました。

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 では、前述の忙しい人はジャズは出来ないのでしょうか。そんなことはありません。ジャムセッションなど時間が空いたときを見計らって、楽しむ事が出来ます。首都圏ならほとんど毎日ジャムセッションが行われています。


★超初心者バンド始動

さて、ようやく、メンバーがそろって練習開始です。こんどは全員スタート時間前にスタジオに集合。なんかやる気があるという独特の緊張感がたまらなくいい。西郷さんの提案で、すでに練習前にピアノの小倉さんには譜面とMDに取った音源、レッドガーランドのバッキングパターンもすべて入ってるコピー譜などを渡していました。ドラムはベースの西郷さんが連れてきた打内さんでした。さっそく。ブルース、枯葉などの定番曲から始めることにしました。事前に資料を渡しておいたので、小倉さんもなんとかついて来れました。同じ曲を何回もやりました。小倉さんのソロは毎回完全に同じでした。でも伴奏もレッドガーランドのパターンそのままなのでとても気持ちが良かった。

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 バンドの中に初心者がいる場合、その人には事前に資料(楽譜、音源)を渡しておきましょう。練習の時の効率があがります。また、同じ曲を何回も演奏して慣れるのもコツです。

 さて6ヶ月が過ぎ、このバンドは毎月1回は必ずコンスタントに練習していてまずまず順調でした。しかしある日、西郷さんから電話をもらいました。「実を言うとドラムの打内さんなんだけど、どうしてもリズムが合わない。それとロック出身のせいか音量がでか過ぎて小倉さんのピアノがよく聞こえないんだ、この前セッションに来ていた路落さんの方がいいとおもうんだけどどうかな。もともと自分が探してきた人で悪いんだけどさあ」「それって、打内さんをクビにしろって言うことですか?」確かに、初めは小倉さんが初心者だったので、それに合わせていましたが、小倉さんの進歩は目を見張るものがあり、最近ではセッションクラブ「枯葉」でもトップピアニストのような感じになって来ました。ところが最近は打内さんのドラムが気になっていたのは手内さんも同じでした。中々曲の構成も覚えてくれないし。手内さんは西郷さんの提案に反論のしようがありませんでした。しかし、打内さんはまじめでこのバンドの練習も再優先してるし、練習にも真先に来てセッティングを早めにやっています。クビとは言えない。さあ困ったことになりました。

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 実はバンドのメンバー探しより難しいのが「クビ」なんです。「あなたの演奏はだめなので他の人に代わってもらいます。」って言える人いますか?これは基本的にアマチュアの場合、禁句です。(これを一度でもやると狭い世界です。後引きます。気をつけましょう。)それではずっと我慢してその人といっしょにやるかですが、その場合、こんどは他の人が止めてバンドが続かなかったり、活動自体が停滞する事も考えられます。どうするかはケースバイケースですが、思いきってメンバーを換えた方が良い場合もあるわけです。そこでこう言った場面で比較的円満にメンバーを変更する方法を示します。


1.練習に時間が合わないなど別の理由をつける。
 練習時間の調整が難しい人などはこの理由を告げて
も問題ないでしょう。(今回の打内さんの場合はだめです)

2.一旦バンドを解散する
 あるイベントまでと言う事でそのバンドを一旦解散する。
そのイベント終了後、再びメンバーを集める。(ただし、再結成
したメンバーが一人以外全員同じだと見え見えの場合もあるので
十分注意です。)

3.もともとバンドに入ってもらう時に期限付きとする。

 バンド結成当初、または新メンバー参加時点で例えば3ヶ月とか
試用期間を設定しておきます。こうしておけば試用期間の3ヶ月
が過ぎた時点で気に入れば延長するか、正式メンバーとして向い
入れれば良く。気にいらなければその後は連絡しなくていいわけ
です。またバンドに参加するメンバーに対しても、その時点で
参加、不参加の意思表示をするチャンスがありますので御互いに
とってやりやすいと思います。リズム隊の場合3回くらいリハす
るとだいたいわかると思います。この方法はもっとも円満に進め
られますし、また採用しなかった場合でも後からやっぱりどうで
すかとか声を駆けられる事も出来ます。はじめから「相性がわから
ないので、○ヶ月の期限付きで」と言っておくことがポイントです。

コメント16(ロック出身のジャズ初心者ドラマーの方へ)


生楽器中心のジャズでは音量調整が難しいのですが、特にドラムの音量が大きすぎるとすべてが台無しです。ロックではドラマーの音量に合わせて、各楽器がアンプのボリューム調整をする事が多いですが、ジャズでは他の楽器(特にピアノ)の音量を聞きながらドラムの方が音量を調整すると考えた方がいいです。優秀なジャズドラマーはスイング感を維持したまま音量のコントロールが出来るものです。

 そこで、手内さんは西郷さんと相談した結果、セッションクラブ「枯葉」でバンドの発表会があるのでその後で一旦バンドを解散する事にしました。練習が終わってからその話しをしました。しかし、小倉さんにはその後電話でまた新しいバンドをやるときに御願いするかもしれないと伝えました。手内さんはなんか自分がすごくいやな奴になった気がしたが、これもバンドやっていくためにと割りきる事にしました。

★本格バンド再スタート

 さて、無事発表会も終わり、いよいよ新バンド再スタートです。こんどは手内さんがメンバー全員を選ぶ事にしました。まずベースとピアノは西郷さんと小倉さんに続投してもらう事にし、ドラムは西郷さんもいいと言っていた路落さんに決めました、ただし今回手内さんとしては前回のメンバーをクビにするつらい経験をいかして、全員に3ヶ月の暫定バンドであることを伝えました。バンドとして継続するかどうかはその後に決めると言う事にしました。またその時点で退団したい人は遠慮無く言ってほしいとも伝えました。
 さて、初めてのリハーサル日が来ました。なんと全員がスタジオに集まったのは開始の15分前でした。いよいよリハスタート、全員がすごく曲に集中しています。4曲ほどやったときになんかバンドとしての強烈な一体感というかベクトルみたいなものを感じました、全員があるレベルにあると、こういう感覚を感じるのだとはじめて知りました。
 また3ヶ月の暫定と言う事がこのバンドとして各自がニュートラルな気持ちを維持でき逆に演奏に集中できるのだろうとも思いました。

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 バンドにメンバーを誘うときには上記の期限以外にも出来るだけ条件
をはっきり言って置いた方が後々いいと思います。

1.練習場所はだいたいどの辺(スタジオ代はいくらか、またスタジオの機材はどんな感じかなど)
2.練習出来る頻度、月1とか月2とか
3.練習する時間帯、平日夕方とか土日の午後とか
4.曲の選択範囲、ハードバップとか、スタンダードのみ、モードもあるなし
5.選曲とアレンジの担当は誰が 全部バンマスが決めるとか全員で持ち寄るとか
(参考:通常はフロントが曲を決めた方がうまくいくようです。また担当者は他のメンバーの楽譜も容易するのが原則です。リズム帯に渡す楽譜はほんとうに簡単のものでもかまいません。ジャズで使う楽譜、こんなものでいい参考例)
6.ライブに出る予定があるのかないのか。ある場合は具体的な内容。また具体的に掛かる金額
7.ライブハウスのレギュラーで出演している場合はそこに出られるかどうか
  またギャラ制なのかチャージバック制なのかあるいは何も出ないのかなど
  
★地方の場合
さてここで、首都圏の様に比較的ジャズ人口が多いところとは別にジャズ人口が少ない地方の場合について、現在、群馬県でアマチュアジャズライフをエンジョイしているあぱあぱするすけさんにコメントを頂きました。地方の方必見です。

あぱあぱするすけさんのコメント
1.地方では人口が少ないので、セッションでの勧誘がより大事になる。
2.セッションで勧誘できない場合、特に初心者がバンドを組みたいと言う場合、 身近なジャズ以外のミュージシャンを洗脳して(笑)、ジャズ系に仕立て上げる方が 早い。
3.2.のケースでバンドを組んだ場合、どうしても各メンバーの進歩の度合いに応じて だんだんバンド内での技量の差が出てくるので要注意。とっとと見切りをつけて セッション等での勧誘を積極的に行う必要がある。 ・・・とまあこんなところでしょうか?

上巻終わり。下巻は6月号を予定しています。

 
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